国内最大級のジャズ・フェスティバルとパンフにうたわれている。
主催は。
NHK、NHKエンタープライズ、日経新聞社。
後援は。
東京都、文化庁など。
会場は。
キャパ5000人の東京国際フォーラム、ホールA。
The Plaza(会場前広場)。
丸の内COTTON CLUB。

ジャズフアンで賑わう会場前広場<The Plaza>
公式来場者数は。
The HALL 14,457名
The PLAZA 14,130名
The CLUB 963名
総入場者数 29,550名
野外のロック・コンサートには比べようもないが、3日間で3万名動員した。
近年、ジャズの人気が上昇しているというが、その証し!?
スポンサーは。
TOYOTA、PANASONIC、KDDI、YAMAHA、Daiwa House、MIZUHO銀行、大林組、三井住友海上・・・。
日本を代表する一流企業が<国内最大級>を支えている。
ジャズにこれだけの応援団がいるとはなんとも心強いが、願わくば、一極集中ではなく多極分散してほしい気がしなくもない。
ところで、肝心の出演者は。
バート・バカラック
ベン・E・キング+村田陽一BIGBAND
ボブ・ジェームス・クインテット+松田聖子
ジョー・サンプル・&ザ・クレオール・ジョー・バンド
小曽根真+エリス・マルサリス、クリスチャン・マクブライト、ジェフ・テイン・ワッツ
*タワー・オブ・パワー
*バルカン・ビート・ボックス+SOIL&PIMP
*RUFUS+スガシカオ
TAKE6
エスペランサ・スポルディング Radio Music Society
カシオペア3rd
JAGA JAZZIST
イブラヒム・マーロフ
オズ・ノイ
ギラッド・へクセルマン・カルテット+マーク・ターナー
JILL-Decoy+平戸祐介、松岡matzz高広(quasimode)
大江千里
And more・・・。

(1)左から、小曽根真、クリスチャン・マクブライド、ジェフ・ティン・ワッツ

(2)ベン・E・キング

(3)ボブ・ジェームスと松田聖子
(1)〜(3) (C)TOKYO JAZZ FESTIVAL 中嶌英雄/Hideo Nakajima
最大の目玉だった(と思う)ジャズ・ジャイアントのオーネット・コールマンが、体調不良で参加できなかった。
1930年生まれの82歳。
ナマで聴けるラストチャンスだったろうに、残念でならない。
モダンジャズ・フアンにとっては、これがジャズフェス?という顔ぶれで、やや不満もありそうだ。
ラインアップをみて感じることは、新旧、東西、ジャンルを問わず、今の世界のジャズ・シーンをよくここまでそろえたなあということ。
見事に網羅的。
いい意味でNHK的といっていいかもしれない。
これら出演者の名前をみて、ああ、あれか、と、すべてわかる人っているんだろうか。
一応、手元には出演者全部のプロフィールがあることはある。
紹介してもいいのだが、紙数がない。
興味のある方は、オフィシャルHPをご覧になってください。
以上。
以上って、これでおしまい!?
はい、これでおしまいです。
実は、ほぼすべての公演を聴くべく申し込んでいたのだが、突然の痛風の発作で、結局、9日の午後の部(*印のもの)しか聴くことができなかった。
聴かずに印象を書くのも気がひけるのであしからず。
ぼくの聴きたいと思っていて聴けなかった人(オーネット・コールマン/小曽根真/オズ・ノイ)もいたが、たまたま聴けてよかった人(スガ・シカオ/バルカン・ビート・ボックスとSOIL&PIMP)もいる。

RUFUSと共演するスガシカオ
(C)TOKYO JAZZ FESTIVAL 中嶌英雄/Hideo Nakajima
また来年を、楽しみに期待するとしよう。
放送。
10/16(火)・10/23(火)・10/30(火) 各日23:45-25:14
NHK BSプレミアム
TOKYO JAZZ FESTIVAL 2012 オフィシャルHP